tricoとは?

越後妻有のたからもの
越後妻有の「たからもの」。それは越後妻有の風土が育んできた、自然であり、食であり、文化であり、歴史であり、そこに暮らす妻有人そのものを指しています。かつて越後妻有では縄文文化が栄えていました。森を守り、種の多様性の中で自然と折り合いをつけながら自然と一体になって生きるライフスタイルが今も息づいています。「深山」「入山」「里」「棚田」「里川」「雪里」の風土に息づく「食」「手仕事」「祭」「自然」。時代を経て暮らし方と一体になった「越後妻有のたからもの」の一部を、tricoがご紹介します。
里山と棚田
波打つ急な地形と粘土質の土壌と豪雪により、妻有は地すべりが非常に起きやすい地域です。先人たちは知恵と労働で、この厳しい自然条件、地形条件とうまく折り合いをつけながら、今日まで棚田を作り続け、現役の生産圃場として活用してきました。生態系、治水、生産が巧みに調和した伝統技術といっていいでしょう。「美」を持つ里山の風景は、稲作を中心に息づいてきた日本の原風景として注目されています。プロ、アマチュアを含め多くの写真家を魅了してやみません。
縄文土器
鮭が遡上する大河と豊な広葉樹林に覆われた台地がある信濃川中流域。約4500年前の縄文時代には多くの人びとが生活し、津南町から長岡にかけては火焔型土器の出土が極めて濃く、妻有は縄文文化圏の中心的な存在のひとつだったと云われています。十日町市内の笹山遺跡から出土した火焔型土器は928点が国宝に指定され、パリやロンドンでも紹介され、その芸術性についても高く評価されました。
きもの
織物産業は十日町の基幹産業です。江戸時代には「越後ちぢみ」が全盛を誇り、明治、大正を経て発展。昭和に入ると友禅が急成長し、「十日町絣」「明石ちぢみ」が国の伝統的工芸品の指定を受けました。市内には「きもの絵巻館」「体験工房」などで展示、織り、染めの体験を楽しむこともでます。また、からむし織り(麻織物)は縄文時代から伝わる織物で、織物産業のルーツと言え、この麻織物は上杉謙信など戦国時代武将の大きな財源でした。
北陸地域は有数の豪雪地帯ですが、1月~3月の降水量が1000mmを超え、それがほとんど雪という地域です。それほどの過酷な場所で5万人を越える人々が暮らしている都市は、世界的にみても他に例がにありません。多くの被害ももたらす雪ですが、豊かな水、美味しいお米、豊かな生態系もまた雪の恵みがあってのことです。雪と戦う「克雪」という考えだけでなく、雪室など雪を厄介者にせず利用する「利雪」という考え方も進んでいます。津南町では平成18年豪雪で地理的に孤立したことを機に、雪を逆手にとって観光資源にすべく「GO雪共和国」が立ち上がりました。また十日町は「雪まつり発祥の地」でもあり、妻有は、昔から雪と共に生きる人びとが多く住み続けている歴史ある地域です。
温泉
越後妻有地域には数多くの温泉があり、中でも松之山温泉は有馬温泉、草津温泉と並んで日本三大薬湯のひとつに数えられています。他にも秋山郷温泉群、清津峡、松代芝峠、千手千年の湯などなど泉質も異なる多くの温泉が地域全域に点在しています。
ブナの森
ブナを中心とした照葉樹林の森が多く分布し、そこに生息する鳥、獣、昆虫、魚など豊かな生態系が広がっています。信越トレール、スノーランドトレールなどトレッキングルートも整備され、四季折々の自然を満喫できます。松之山の「美人林」は年間10万人、日本一の観光客が訪れるブナ林として人気スポットで、登山、散策、森林浴、吟行、写真、スケッチ、キャンプなどを目的に多くの人が自然を楽しんでいます。また、ブナの森は保水力に長けており、日本一美味しい魚沼産コシヒカリを支えています。